固定資産評価証明書とは(2)

2023.06.22 | コラム

 前回のコラムでは、固定資産評価証明書とは土地や建物といった固定資産の評価額を証明する書類のことだとご説明しました。

 では、そもそもこの「評価額」とはどのような額なのでしょうか。


 この場合の評価額とは、「固定資産税評価額」のことをいい、前回のコラムでも触れたとおり、固定資産税算出のための基礎となる額のことです。

 固定資産税評価額は、基本的には各市区町村が評価します。したがって、固定資産税評価額と現実の不動産の売買価格(これを「実勢価格」といいます)とは無関係です。もっとも、実勢価格よりも固定資産税評価額の方が低額になることがほとんどでしょう(あくまでも目安ですが、固定資産税評価額は実勢価格の7割ほどの金額になることが多いです)。

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