戸籍とは(10)

2022.11.03 | コラム

2.「全部事項証明書」と「一部事項証明書」の違い

 まず、前回のコラム「戸籍とは(9)」の「謄本」について、より正確に説明すると、原本が「用紙」で保存されている場合における、その内容の全部の写しのことをいいます。

 これに対して、「全部事項証明書」とは、原本が「データ」で保存されている場合における、その内容の全部の写しのことをいいます。

 すなわち、「全部事項証明書」とは戸籍がデータ化された現在における、「謄本」を言い換えたものと考えて差し支えありません。


 「一部事項証明書」についても同様です。

 前回のコラム「戸籍とは(9)」の「抄本」が、原本が「用紙」で保存されている場合における、その内容の一部の写しであるのに対し、「一部事項証明書」とは、原本が「データ」で保存されている場合における、その内容の一部の写しであるというだけです。

 実質的な意味は同じです。

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