2023.10.23 | コラム
売買による所有権移転登記の場合、その内容は“所有権という権利が移転する”というものです。これは実体的に重要であることはもちろん、その登記申請それ自体も極めて重要なものになります(過去のコラム「対抗要件とは(1)~(8)」参照)。
これに対して抵当権抹消登記の場合は、実体的にはまずローンの完済により、既に借金もその担保である抵当権も完全に消滅しており、登記記録上に形式的に残っているだけの抵当権の登記を抹消するというものです。これはいってしまえば「消滅した権利の後始末」のような作業だということになります。当然ながら所有権移転登記に比べれば、登記申請の重要度は大きく落ちるといえるでしょう。
大雑把に説明するのであれば、「消滅した権利の後始末のような重要度の落ちる登記申請に、高額な登録免許税はかけられない」ということです。
これに対して抵当権抹消登記の場合は、実体的にはまずローンの完済により、既に借金もその担保である抵当権も完全に消滅しており、登記記録上に形式的に残っているだけの抵当権の登記を抹消するというものです。これはいってしまえば「消滅した権利の後始末」のような作業だということになります。当然ながら所有権移転登記に比べれば、登記申請の重要度は大きく落ちるといえるでしょう。
大雑把に説明するのであれば、「消滅した権利の後始末のような重要度の落ちる登記申請に、高額な登録免許税はかけられない」ということです。