法定相続情報証明とは(3)

2023.01.05 | コラム

 振り返りになりますが、戸籍には、その戸籍に在籍する者の氏名や生年月日などの基本情報や、出生、死亡、婚姻、離婚、養子縁組などの身分関係についての情報が記録されています(過去のコラム「戸籍とは(1)」参照)。

 そしてこれらの情報を読み解くことで、追跡する人の身分関係や相続人などを把握することができるのでしたね(過去のコラム「戸籍とは(4)」参照)。


 登記官にしろ行員にしろ、故人の相続人が誰なのかも確認しないまま、不動産や預金の権利者を変更することなどできませんから、戸籍謄本等の「公的な書面」によって故人の正確な身分関係(相続人)を把握するのは当然のことです。

 ところが、この「戸籍謄本等によって故人の身分関係(相続人)を把握する」という作業には、それなりの労力、時間、そして専門知識が要求されるのです。

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