この登記完了証には、受付番号、受付年月日、登記の目的等の登記申請の内容が記載され、その名称のとおり“申請された登記が無事に完了しました”ということを証明する書類になります。

　もっとも、登記が完了したことは「登記事項証明書」（過去のコラム「登記とは（８）・（９）」参照）を取得してもわかることです。

　また、登記完了証はその後に別の手続で用いることが予定されていません。つまり有り体にいってしまえば、シュレッダーにかけても特に差し支えのない書類ということになります。ただし、登記識別情報通知と同じく再発行はできませんのでご注意ください（過去のコラム「登記識別情報（登記済証）とは（６）・（８）」参照）。

　このように、登記識別情報通知や登記済証（過去のコラム「登記識別情報（登記済証）とは（１）～（１１）」参照）とは書類としての重要度はまったく違いますが、ご自身の記録や記念として保管されるにはよいでしょう。