遺産分割とは

2021.10.02 | コラム

 遺産分割とは、相続人同士で、亡くなった人(被相続人)が残した相続財産の分配についての話し合いのことを指します。遺産分割協議とも呼ばれます。

 被相続人が亡くなったとき、遺言が残されていなければ、相続人間の話し合いで相続財産を「だれが」、「どれくらい」引き継ぐのか決めなければなりません。

 民法上、「法定相続分」という、相続人が引き継ぐ相続財産の割合については一応の規定がされています。しかしこれはあくまでも割合のみを示すものであり、具体的な相続財産の引き継ぎ方法までは指示されていません。


 さらに、遺産分割において重要なことが、「相続人全員の合意がなければ、遺産分割は終了しない」という点です。

 たとえば、Aさん、Bさん、Cさんが相続人だったとして、Aさん、Bさん同士で「相続財産のうち、預貯金についてはAが引き継ぐ。」という合意をしたとしても、Cさんが1人反対すれば、遺産分割協議は成立していません。Aさん、Bさんのみの合意書を持って、預貯金のある銀行に行ったとしても「Cさんの合意が不足しているため、払い戻しはできません」と返されてしまうわけです。


 ここが、よくドラマや映画でもよく取り扱われる遺産分割の大きな関門であるといえるでしょう。

Page Top