戸籍と住民票の比較(2)

2022.11.30 | コラム

2.編成の単位

 「戸籍は、市町村の区域内に本籍を定める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに、これを編製する」(戸籍法6条本文)とされており、すなわち戸籍は「夫婦」をひとつの単位として編製していることがわかります(過去のコラム「戸籍とは(2)・(5)」参照)。

 対して住民票の方は、「市町村長は、個人を単位とする住民票を世帯ごとに編成して、住民基本台帳を作成しなければならない」(住民基本台帳法6条1項)とされており、「個人」あるいは「世帯ごと」を単位として編製していることがわかります(過去のコラム「住民票とは(4)」参照)。

 このような違いは、前回のコラム「戸籍と住民票の比較(1)」でご説明したとおり、戸籍と住民票の主たる役割の違いからくるものだと考えられます。

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