所有権移転登記(相続)とは(7)

2022.07.13 | コラム

 具体的には「登記原因証明情報」として、公文書などの信用性の高い書類が求められることがほとんどです。

 売買による所有権移転登記における「登記原因証明情報」が、売買契約書や登記所提出用の報告形式のものなど、私文書のみで足りたことと比較してください(過去のコラム「所有権移転登記(売買)とは(3)」参照)。


 相続による所有権移転登記においては、登記原因証明情報の内容として、次のような書類が求められます(あくまでも典型例です。事案によって異なります)。

 ・ 被相続人(故人)の出生から死亡までのすべての戸籍謄本

 ・ 被相続人の住民票の除票

 ・ 遺産分割協議書

 ・ 相続人の現在の戸籍謄本(戸籍抄本でも可、相続人全員分)

 ・ 相続人の住民票(新しく不動産の登記名義人になる方のみ)

 ・ 相続人の印鑑証明書(相続人全員分)

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