登記とは(2)

2021.12.11 | コラム

 あなたは、新しく自分の住宅を手に入れたいと悩んでいました。

 そんなあなたが街を散策していると、とある一軒家が目に付きました。どうやら中古物件のようですが、外観はまだまだ綺麗で、駅から近く、日当たりも良さそうです。

 一目で気に入ったあなたは、すぐに所有者に交渉してその物件を購入したいと考えました。しかし、その物件の所有者が一体誰なのか、あなたにはわかりません。


 さて、このような場合、あなたが所有者を探し出すためにはどんな方法が考えられるでしょうか。

 「その一軒家を訪ねて、出てきた人と交渉すればいいじゃないか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その人がただの借家人だったとしたらどうでしょう。最悪の場合、借家人が「この家の所有者は私ですよ。すぐに取引をしましょう」と言って詐欺を働けば、住宅購入代金だけを騙し取られて大損をする羽目になってしまいます。

Page Top