戸籍とは(4)

2022.10.06 | コラム

2.戸籍に在籍する者の身分関係に関する情報

 「戸籍に在籍する者の身分関係に関する情報」としては、過去のコラム「戸籍とは(1)」でも触れた、その戸籍に在籍する者の氏名や生年月日などの基本情報や、出生、死亡、婚姻、離婚、養子縁組などの身分関係についての情報が挙げられます。

 これらの情報を読み解くことで、追跡する人の身分関係、平たくいえばその人の家系図のようなものを作成することができるわけです。このようにして、相続人などを把握していくことになります。


 なお、コンピューター化がされるまでの戸籍はすべて手書きで記載されていました。また、過去のコラム「戸籍とは(2)」でもご説明したように、戦後に民法の改正があるまでの日本の戸籍制度は、戸主を中心とした「家」単位の戸籍が作成されていました。

 つまり、基本的には過去に遡れば遡るほど、戸籍に記載された情報を読み解くことが困難になっていく傾向にあるといえるでしょう。

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