所有権移転登記(相続)を自分で申請する際の注意点(2)

2022.09.12 | コラム

1.必要書類が膨大である

 一般に所有権に関する登記申請では、申請の対象が「不動産所有権」という非常に価値の高いものであることから、他の登記申請と比較しても必要書類が多く求められる傾向にあります。様々な書類によって、申請内容に間違いのないことを確認するためです。

 そして特に、相続による所有権移転登記においては、「単独申請」であることも重なって、必要書類が膨大となり、収集に時間がかかることが多くなります(過去のコラム「所有権移転登記(相続)とは(2)~(7)」参照)。

 そのため、役所とのやり取り、書類の記載内容の読み解き、登記申請書の作成など、不慣れな作業を進めることになりますので、想像以上の労力と時間を要することは覚悟しておくべきでしょう。

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