所有権移転登記(相続)を自分で申請する際の注意点(3)

2022.09.17 | コラム

 相続による所有権移転登記申請の数ある必要書類の中でも、特別厄介に思えるのがなんといっても戸籍謄本でしょう。


 過去のコラム「所有権移転登記(相続)とは(7)」でもご説明したとおり、相続による所有権移転登記の申請に必要となる戸籍謄本には、①被相続人(故人)の出生から死亡までのすべての戸籍謄本と②相続人の現在の戸籍謄本(戸籍抄本でも可、相続人全員分)があります。

 特に①については、被相続人(故人)の出生の記載がある戸籍謄本から死亡の記載のある戸籍謄本までの、すなわちその人の一生分が記載された戸籍謄本すべてを揃える必要がありますので、骨の折れる作業になります。


 なお、①と②の戸籍謄本に重複がある場合には、一通のみの取得・添付で足ります。

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